まんだらけ札幌店では一緒に働いてくれる仲間を募集中！
ということで部署の垣根を越えた不定期更新のスタッフブログ、本日はドール担当の小平がドールの情報をお届けします！
まんだらけに入社する以前、私はただのしがないドールオーナーでした。
北海道にはドールやそれに関連する衣装、ウィッグ、パーツ等を販売している場所がほぼなく、この広い大地で専門店を構えている場所は徒歩では行きづらかったり同じ北海道といえど旅行感覚じゃないと行けない場所もありますので、実際に見てからお迎えする、なんてほぼ不可能。
通販での購入が当たり前になっていた私は、ひょんなことからまんだらけの存在を知りました。
その頃私は札幌から電車で片道約1時間かかる街に住んでいましたので
札幌の地理なんて全くわからない、無知な状態で当時まんだらけ札幌店があったコスモビル（現在ナナイロ）に足を運びました。
こちらが旧店があったコスモビルです。
地下通路に繋がっていたのでなかなか行きやすい場所でした。懐かしいなぁ。
旧店舗は現在の半分ぐらいの大きさで、ドールコーナーもショーケース2本のみと
今と比べれば全然狭い空間だったんですが、
それでもこんなにドールが並んでいるのをみた事が無い！と感じたぐらいドールを売っているお店が本当になかったんですよ！！
それから片道970円の（学生だったので泣きながら）電車賃を犠牲にし、定期的にまんだらけに通い詰めました。
970円も電車賃払うならドールに使いたかったけども、ドールを買うにはドールに会いに行かなきゃいけなかったので仕方ない！
そして記念すべき、まんだらけで初めてお迎えしたドールがこちら！
プーリップ ローゼンメイデンの真紅！
ローゼンメイデンはドールオーナーになる前に、漫画もアニメも見ていたのでオーナーになるきっかけの一つとして意識していました。
推しメイデン（？）はこちら↑の金糸雀だったので実は真紅の一か月前にお迎えしてしていたんですが
やっぱり真紅は憧れの存在...
唯一扱いのあったアニメイトでも売り切れていたこともあり、これを逃したら二度と会えないかも、
ということで晴れて小平家の第6ドール（惜しい）として迎え入れたのでした。
※我慢できずに帰りの電車の中で開けました。（片道一時間近くかかるんですもの！）
っとまぁ勢いで購入したのはいいものの、実はこの後くんくん変身セットver.という
初版の細かい部分を修正し、劇中で真紅が身に着けていた探偵帽、ケープ、虫眼鏡等がついたものが発売されました。
↑これがそれ。
ぱっと見セット内容以外に大きな違いがないように見えますが、
間近で見て触ってみると結構違うんですよね。
っていうのを実は今回はじめて気づいたんです。
左：くんくん変身セットver./：右初版
※画像の初版真紅はフェイスにヤケと髪のカットがあります。
真紅の中では入荷が少なく大体未開封で入荷するので使用品として状態の確認をしたことがなかったんです。
この写真だと前髪で眉毛が見えず表情もちょっと違うように見えますがメイクは同じ。
セット内容は違いましたが私は初版の真紅で満足していたのでお迎えはしませんでした。実際に見てみたいなぁという気持ちはあったので今その長年の時をを経て夢が叶いました笑
この真紅が発売されたのは2007年頃。ローゼンメイデン幻冬舎での連載が止まり
一体この後どうなるんだ...真紅は？雪華綺晶は？雛苺は？
そんなファンの不安や期待が渦巻く中、2014年、ようやくヤンジャンでの連載が再開。
ストーリーは成長した主人公ジュンが巻かなかった世界から始まります。
連載再開後、プーリップでのローゼンメイデンシリーズの再販が発表されました。
プーリップは2009年のクラリティで3rdボディから4ｔｈボディに仕様変更され、
壊れやすかったボディの強度があがったり、メイクが今どきの透明感のあるお顔に。
お洋服の作りなんかも以前より破損しづらく、扱いやすくなっていました。
圧倒的3rd時代派の私ですが（特に好きなの、って意味です）
確実にクオリティはあがっているのでこれも是非直接みたい！！
はいこちら！！！！！
ひぇぇええええかわいいですねぇぇえええええ！！！！！
て、天使？天使だ...
お顔の表情が違うのでこれは初版やくんくんをお迎えした人も欲しくなっちゃうな！
ちなみにこの再販ローゼンシリーズ、TBS限定版も販売され真紅にはジュンのぬいぐるみがついてます。いつも抱かれる側だけど逆に抱く側になります。
さて、ようやく3種の紹介もすんだところで、
その違いをこれから一つずつ紐解いていきます。（グレー○ルのかまど風）
長くなるけどごめんね！
その1 ウィッグ（私調べ）
初版→3rd時代によくある時間がたつと触って無くても痛んでいくタイプ。定期的にロール部分のお手入れをすればロールは保たれる。でも痛む。サイドの髪が緩いカールになってる
くんくんver.→シエル駒鳥と同じでロールや前髪が固定されており乱れが少ない。サイドの髪がくるんくるんで固定されている
再販版→恐らく固定されているけどロールの乱れが少ないのにくんくんver.程カピカピに固定された感じはなく柔らかい。お手入れが楽（比較的新しいからかもしれない）
その2 衣装（私調べ）
初版、くんくんver.はパニエ以外はほぼ同じ。色はワインレッドに近く、高級感がある。ただ裏地がないので生地が触れている部分はボディのみならず、パニエやタイツにも色移りが付きやすい。
くんくんver.は名前の通りくんくん変身セットの探偵帽、ケープ、虫眼鏡、ステッキがついてます。
プーリップは未開封でも劣化で衣装に接着剤の変色等がある場合があり、私がみた限りだとほとんどの子のパニエには黄色いシミがついています。（何故か全くついていない子もごくたまにいます。）
くんくんver.はそれが解消されたのか、今回入荷の子はあまり気になりませんでした。（たまたまかもしれませんが）
再販版は色鮮やかな赤、裏地が有り、色移りしづらい。
パニエはパニエ、というよりかはペチコートで初版、くんくんは2層だったのですが一枚になってます。
背中やパニエのホックだった部分はボタンに変えられ、着脱不可能問題が深刻だった靴は着脱しやすいラバー素材になりました。（同時にテカリがなくなり高級感が減ったのちょっと寂しい･･･）
薔薇の大きさと素材も変わりました。ちなみに真紅に限らずプーリップはデフォで着脱困難な子がいるので場合によってはドライヤーとかでちょっとあっためて脱がしたりします。（ちょっと温めただけで脱げやすくなることもあります）
その3 ボディの変更。（私調べ）
画像の関係で大きさ変わって見えますがサイズは同じです。
プーリップがすでに4thに移った後の再販だったので当然の仕様変更なんですが、
とにかく関節の強度があがっている。
左が3ｒｄ、右が4ｔｈです。
3rdボディは手首が上下にしか動かないので向きを変えたりすることが出来なかったのですが、
ダルと同じような腕に差し込んでいる感じの仕様になったので360度向きを変えることができます。
それによって破損しづらくなりました。
※とはいえアクションフィギュアと同じで遊んでいればいづれ強度は下がります。
その破損ですが、3rdの手首は本当にもろく、
（真紅じゃないんですが一例です↑）
このように徐々にヒビが入り、気づくと取れていることなんて良くあります。
接着剤やテープで留めてる方も多いですね。
なので購入する際に手首はチェックしておいた方がいいかもしれません。
その他の仕様変更はおなかの分割がなくなりきれいなボディラインになった、 膝や膝関節の球体ぽいデザインじゃなくなり違和感が減った とそんなところです。
再販真紅もそろそろ販売されてから6年程はたちますので3rdだったらそろそろがたが来てもおかしくないな、というところですが全くそれを感じさせないボディになっていました（感動！！）
その4 メイクとアイギミック（私調べ） パッと見でわかるんですがこのころのプーリップのキャラドールはアイチップがアニメみたいなプリントになってるんです。真紅はメイクが薄めですが、他の初版ローゼンたちはアイラインががっつりアニメ風に書かれており、特徴的でした。 それに比べ再販はアニメに寄せるよりもドールとしての可愛さを追求したようなお顔で最近販売されている可愛らしく透明感のあるメイクになっており、アイチップもクリアでアニメ感はなくなりました。 プーリップのアイギミックは視線移動とウインクの動作が可能。 ヘッド裏のウインク棒を押したり左右に動かしたりすると動きます。
ただ、4th変更前まで、ウインクを固定できなかったんです。
右の画像の丸がついた部分に小さい突起みたいなのがあるのわかりますか？
右の画像の左側がひっかけている状態（ウインクしている）、右がひっかけていない状態です。
これは途中からボーイフレンドのテヤンが先に変更されたんですがおそらくプーリップは4thからの仕様なんですよね。
担当は目を閉じさせたいときウインク棒が出ている穴の隙間に爪楊枝を差し込んで閉じた状態をキープさせてましたが笑
で両目閉じるとこんな感じ！これはプーリップの最大の個性なのでほんとにみんなに知ってほしい！
まとめ
これだけ書いているとやっぱり再販が一番かな、と思ってしまいますが、 個人的に3rdが好きな理由、それは このお顔の子はこの子しかいないから、というところです。 大体のドールはリカちゃんのようにショッピングセンターとかで売っているわけではなく ある程度作る個数が決まっていて売り切ったら再販があるかどうかはメーカーさん次第になるので 買っておかないと手に入りづらくなる、また、再販されても真紅のように仕様が変更されて顔が変わってしまうこともあるのでこのお顔の子を手に入れるには3rdボディの真紅をお迎えするしかないんです。あとは好みのお話ですね。
プーリップは同じ巨頭ドールのブライスと比べるとカスタムがすごく簡単です。 リーズナブルで初心者に向いているドールなのでドールのカスタムしたいけどＳＤとかには手がとどかない･･･ ブライスも植毛だし難しそう･･･と思っている方はひとまずプーリップからはじめてみませんか？
私は真紅をお迎えした後毎月一体ほとんどはまんだらけでプーリップシリーズをお迎えしました。
カスタムに興味を持ち、メイクを変えたり、ウィッグやアイのカスタムも楽しみました。
まんだらけには耐熱ウィッグひめかずらがあったのでウィッグを買いに来店することもありました。
冒頭でも書きましたが、これだけの種類のウィッグを売っている場所もなかったのです。
ひめかずらは触り心地も良く、種類豊富その頃ドールの担当スタッフがいなかったのですが、 当時いたドールに詳しくないスタッフの方が熱心に接客してくれたことを今でも覚えています。
ある時、札幌で定期的に開催されているドールイベント 「夢見る乙女な祈り」に足を運んだ時のことです。
衣装の販売がほとんどである中、ひと際カラフルなブースがありました。
なんとそれは
まんだらけのひめかずらのブース！
ひめかずらが展示されている机にはドールスタッフ募集のチラシが貼ってあり、 ちょうど就職を控えていた時期だったのですが、特にやりたいことも見つからず、 将来に不安を抱えていた私は、
今一番興味があって楽しみながらできる仕事、それを考えるとこれしかない！！ と思ったわけです。
そして今に繋がります。
好きなことを仕事にする、というのは楽しいこともありますが、もちろん辛いこともあります。 でも見たことのないドール（ドール以外にも沢山）に出会う度にこの仕事面白いなぁ、奥が深いなぁと思うのです。
お客様も同じ趣味を持った方々なのでお客様が連れてきてくれたドールを見せてもらったり、詳しくないドールのお話を教えて頂いたり、
スタッフ間でも元々興味なかったけど扱っているうちに興味を持った、ということもあり、 好きなものを共有できて楽しい！なんてことも・・・
みなさんも是非好きな事を仕事にしてみませんか？
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ちなみに私が求人広告を見たとき、まんだらけが出店していたイベント、「夢見る乙女な祈り」はその後ご縁があり、
現在まんだらけ札幌店が主催を引き継ぐことになりました！！
イベント名は以前の夢乙の面影を残し「ゆめおと」という名前に変わり、
2021年4月25日（日）、まんだらけ札幌店 イベントホールにて開催します！
ただいま出店ディーラー様を募集中！
イベント開催自体が憚れる世の中ですが、消毒、検温、ソーシャルディスタスと対策を取ったうえで開催致しますので是非ご参加くださいませ！
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