サイズ:A4サイズ
装丁:ハードカバー上製
ページ数:112p(カラー96p、モノクロ16p※パノラマページはページ数に含んでいません)
定価:\2940(税込)
ISBN978-4-86072-064-3
2008年12月26日(金)
まんだらけ各店&全国一般書店にて順次販売
※まんだらけ購入特典「橋本一郎インタビューアウトテイク集(4p)」
- 帯、口絵など全タイトルを徹底解剖。
- 帯付背表紙パノラマ2m30cm(135冊)付!!(SCM001石森章太郎『黒い風』〜SCM134里中満智子『愛のコンチェルト』)
- 橋本一郎氏インタビュー掲載(作家・劇画原作者・初期サンコミックス編集者)
初期サンコミとは?
今回、初期サンコミを定義するにあたり、装丁とレーベルの方向性に着目して全4期に分けて考えた。
第1期1966年〜
第2期1972年〜
第3期1976年〜(マンガ少年以降)
第4期1982年〜(DUO以降)
それぞれの切り替わりには移行期が存在し、第2期の中でも第1期的な装丁を感じさせる所までを初期サンコミとした。
これをナンバリングで言うとSCM001石森章太郎『黒い風』〜SCM198真崎守『丈八しぐれ』にあたる。
厳密に言えば背表紙のフォントが独特な明朝からタイトルロゴの流用になるあたりが移行期で、 口絵がなくなり、背表紙にイラストが入るあたりからカバーデザインが外注に切り替わる為、初期サンコミテイストはなくなる。 この移行期がSCM135関谷ひさし『スーパーおじょうさん』〜SCM198真崎守『丈八しぐれ』である。
――年4回開催される『まんだらけ大オークション』の出品商品はオークションごとに「まんだらけZENBU」に掲載されるが、
誌上では様々なコレクターの希望を満たす為に各ジャンルの1オークションあたりの出品商品数には限界がある。
そこで2009〜2010年まで8回に分け順次出品される初期サンコミ帯付を体系化し一冊にまとめ、
オークション目録の持つ資料性を飛躍的に向上させようと考えた。――
『THE ART OF 新書判コミックス』大それたタイトル。
こんな冠は新書判コミックスのすべてを網羅した本にしか許されない。
でも、どんな内容がこのタイトルに相応しいのかは常々考えている。
こんなコミックスがこの世に存在していたのか!
・・・そんな新たな発見はもう出尽くした感のある2008年現在。
リスト志向は2002年あたりである程度出尽くした感はあるし、
新書判コミックスが現在のような価値体系の創造(オークション含む)や、
そのディテールにおける追求はコレクターの方々によって成されてきた訳だから、
それらのコアなアプローチを取り入れながら全レーベルを体系化する必要性がある。
そうやって新書判コミックスレーベル全てを俯瞰で見た時、
新書マニア達の中で別格として君臨するのが朝日ソノラマ・サンコミックスの中でも初期タイトルの帯付。
これが全帯付で掲載できるなら稀少性からしても本項の中の一項目で終わらせず、
別巻としてビジュアル重視で編纂する必要性がある重要項目だ。
・・・こんな考えのもとに製作を開始したのが本書であり、
『THE ART OF 新書判コミックス・別巻1〜朝日ソノラマ・初期サンコミックス帯付編〜』のタイトルの由来である。
※この本は販売を目的としているオークションカタログであり、
2009年1月に開催される41号大オークションより順次出品されていく商品で構成されています。