高校生最後の冬、カラ松は思った。

「卒業すればオレは子供じゃなくなるのかな。でも、高校生と先生っていうヒミツのカンケイもこの雪が溶ける頃に終わるんだな…。」

しんしんとした雪のように儚く、どこか切なく思う。
相手の一松は先生という立場だ。大人であり社会の目もある。
好きだからこそ触れたい気持ちと、好きだからこそ抑えなければいけない気持ちが双方にあり、立場と距離感を少しずつ擦り合わせ、やがて一つの形となる。

冬の静けさや空気感漂う情景と共にお楽しみ下さい。

『春を待つ君』
サークル：鶉の葛籠
ジャンル：おそ松さん
カップリング：松野一松×松野カラ松
内容：漫画
年齢指定：全年齢
発行日：2017年5月4日
仕様：A5-32P
価格：500円+税

絵本で読み聞いた騎士とドラゴンの話。
ドラゴンとはどんな姿なのかと、カラ松は好奇心で森の中を探し回っていると不注意で崖から落ちてしまう。
瀕死の状態。薄らぐ意識の中、目の前には夢に見たドラゴンの姿が・・・。

子供のころに命を救ってもらったドラゴンと通りすがりの医者らしき人物の言葉をきっかけにカラ松は日々ドラゴン研究に明け暮れていた。
ある日、怪我をしたドラゴンを抱え、カラ松は馴染みの町医者に駆け込こむが 「ぼくは人間しか・・・」と専門外のため治療できないと断られてしまう。
どうしようか・・・と悩んでいる時、ふらっと現れた薬師・一松の力を借り無事ドラゴンの治療をする事が出来た。

それをきっかけに二人はよく行動を共にするようになる。時にはお風呂でバッタリ遭遇する事も！
二人きりで話したことと芽生えかけた感情…。
はっきりと感情を認識しきれない二人のもじもじとした距離感に読んでいるこちらがニヤリとさせられます☆
…しかし次の日に大事件が起きてしまい、お話は一気に急展開をみせます…!

丁寧なストーリー展開と派生「魔法使い」のファンタジーで可愛い見た目が魅力的な一冊です！

『Eternity Soar』
サークル：鶉の葛籠
ジャンル：おそ松さん
カップリング：松野一松×松野カラ松
内容：漫画
年齢指定：全年齢
発行日：2017年5月4日
仕様：B5-62P
価格：850円+税