2005/09/29掲載
まんだらけ新宮店

第125回 こずえ嬢の勝手に連載!面白少女コミック!!


こんにちは!
先日、友人と博多〜天神間(田舎者のこずえ嬢には都会ですよ!都会!!)へお買い物に行ってまいりました♪
買いたい物が沢山あるであろうと、前もって一人で買い物しておいたにも関わらず、やっぱりやっちゃったか・・・・。(滝汗)

帰り際。
私の方が袋の数が多い・・・・。
あれ??
財布を見ると、あら不思議。
千円札が一枚と小銭が少々。
「っ!!!(驚愕)」
しばらく節約生活です・・・。

ささっ!
それはさておき。
行ってみましょう!
今回ご紹介するコミックスはこちら!!

集英社 クイーンコミックスより
小花美穂先生の
「あるようでない男」
ここにある一人の温厚な青年がいる。
工藤雅深(くどう・まさみ)。

一部から「○○があるようでない奴」と言われる男。

24歳にして、大手デパートグループの社長(代理)。
日々 そこそこ幸せに過ごし。
社長としての仕事もそこそここなし。
上層部はさておき、社員達からはそこそこに信頼を得ている。

なんだか、そこそこ男である。

本日も、売上の経過を見るため、社長自ら店頭に出て様子を見て廻る雅深。
その部署、その部署の担当に話を聞き、売り上げ向上の為の計画を立てる。

社員(特に女性社員)には、評判が良い。

専務には、”社長自ら店内を廻らなくても・・・”と言われてしまうが、”売り場の状況を把握しておきたくて”とにっこり笑う。

そのまま、別のフロアに移動しようとすると、女の金きり声が響く。
「お客様、申し訳ございません!!」
「も〜いいから責任者出してよ!!」

雅深が現場に近寄り、事情を聞く。
「どうされました?」
「あっ・・・・あちらのお客様がプレゼント用に先日お買い上げになった財布がご希望の色と違ったようでして・・・・・」

雅深は、その女性客の方に向き直り、再度頭を下げる。
「それは・・・・・申し訳ありませんでした。」
彼女は雅深を見て、再度叫ぶ。
「いいから、上の人呼んでよ!!」

「こちらが当松高グループの現社長です。」専務は”こちらです”と手を雅深に向ける。

彼女は、驚きながらも続ける。
「ま・・・・まぁいいわ!」

詳しい話はこうだ。
彼女が、”色が違った”と伝えると、受け付けた社員は”在庫がないので、じゃあ すぐ返金します”と言ったそうだ。
まず間違ったことを謝るべきではないのか!

「全くおっしゃる通りです。どうぞ奥へ・・・」支店から商品を送ってもらう間、応接室へ彼女と向かう。

商品が届き、応接室を出て行く彼女に、謝罪の意を込めて粗品を渡そうとするが彼女はそれを断る。

「いいです。もう、そんな・・・・あ、それよりここでボトルでも入れてくれた方が嬉しいな♪」ショルダーバックから出したのは、バーの住所が入った名刺。
「私、ここでバーテンやってるんです。美味しいお酒おつくりしますよ♪」名刺に一通り目を通し、何か思い出しような顔をする。
「来週の頭に同窓会があって・・・・2次会の場所決まってないんでお願いしちゃおうかな?」
「ホントに?!」
先ほどの剣幕はどこへやら、彼女はニコリと笑っていた。

家に帰れば、婚約中のさよりが出迎えくれる。
ぶっちゃけ、綺麗とは言えなくて、少し太っているけれど、そこそこ可愛い所もある!!ちょっと計算高いけど・・・・(雅深談)
多分、そこそこ幸せ。

実は、婚約は自分の意思じゃなくて。
ほぼ、さよりに力押しされたというか何と言うか・・・・。

初めは、結婚の約束。
父が倒れて、跡を継ぐ約束。
婿養子になって、会社はウチから通う約束。
指輪買って、今からずっとハメる約束。

笑ってはいるけれど、内心疲れていた雅深だった。

先日、入院しているさよりの父(社長)の見舞いに行った所、”早く孫が見たい”と言われ、決心した。
夜、さよりをソファに座らせ、一息置いて話す。
「俺・・・イ、EDなんだっ・・・・」
治らない病気ではないので、一生懸命努力はしてみる!そう告げると彼女は、努力なんかしなくていい!!と勢い良く立ち上がる。
「私、セックスとか、えげつない事・・・・いやらしい事絶対イヤ!!!」
ものすごい表情で言われてしまった。
まぁ、しなきゃしないでいいんだけど。特に何もなくてあっけらかんとしてしまう。

そして、訪れた同窓会当日。
彼女のバーに総勢30名で貸切!
昔話に花を咲かせて、なりゆきで何故か支払いは雅深持ち。
・・・社長とばらしたのが悪かったんだろうか。
馬鹿な男、雅深。(笑)

チーン。
お支払い金額¥30万。
数人は、会費を払ってくれたものの、それでも5万。足しにはならず。
結局カードで払う。

閉店後、彼女に少し飲まないかと誘われ、カウンターに座りなおす。
名前は、沢口恵梨(さわぐち・えり)24歳。
酒も7杯目で出来上がりつつある二人。
話は、恋愛の話。
そして、EDである事の話。
親身になって、話を聞いてくれたりと、段々と恵梨の魅力に惹かれていく。

それからというもの、雅深は恵梨のいるバーに通うようになり、遂にはキスする中にまで発展して・・・・?!

とにかく、主人公の雅深が面白い!小花先生ならではのキャラクターです!
温和で勢いに飲まれやすくて、こんなのいたらいいな〜なんて思っちゃうこずえ嬢でした!

(担当 仲野)

お問い合わせ (営業時間:12:00〜20:00)

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