まんだらけ名古屋店 6F　見よ!ノコギリリーゼント！ブルマアク・STグロンケン！

シリーズも3クール目に入り視聴率も回復、ようやく「攻め」の展開に入った「帰ってきたウルトラマン」。
その切り込み隊長がこの「グロンケン」でした。
見るからに「異形」。さながら「グレたカンガルー」。
それまでプレーンなラインが多かった「帰りマン怪獣」だけにグロンケンの異様さは当時かなりインパクトがありました。
生身のボディにいきなり道具が生えているいわゆる「グビラ・ギロン系怪獣」ですが、開米プロによる緩んだ造形のおかげで刃物を与えられながらシャープさのカケラもなし！
終わってみればシリーズ屈指の色物怪獣となったのです。
そんな「グロンケン」。
肝心のソフビは「サドラ」などにも通ずる「四頭身・なで肩造形」で、見掛け倒しのグロンケンにはぴったり！
殴られて腫れ上がったような陰険な目つきなんざ、まさにグロンケンそのものです！
「アーストロン」や「ムルチ」がこの造形で作られたら大顰蹙だったでしょうが、「グロンケン」なら許せてしまうのがこの怪獣の奥深さ。
かっこよさだけが最善の表現方法ではないことを、このゴロツキ怪獣は教えてくれて・・・・って、そんな大層な意図は絶対無いですね。

（担当佐光）