まんだらけコンプレック妄想×夢 - まんだらけトピックス

毎日、その日みた夢を書いて溜めていくと精神が崩壊すると聞いたことがあります。
都市伝説みたいなものですが…
夢は思い出そうとすると不思議と思い出せなくなりますよね。
タイトルは「パプリカ」
主人公は他人の夢に入り込む能力をもち夢の中でカウンセリングを行う職業。
話は現実が徐々に夢に侵食されていき、境目が曖昧になっていくというもの。
筒井康隆さんの原作は小説ですが、その夢という漠然としたものを文章にし、そして誰が見ても”これは夢だ”と思わせる映像を作り出した今監督。さすがです。
自分は劇場でみたのですが、いろいろな仕掛けがみてるものを画に引き込んでくれます。
筒井さんが雑誌で「今監督はこれを画に出来る」とコメントしていたのには、観た後の自分も納得してしまいました。
これが素直な感想です。
そして音楽は平沢進。
音で人の精神を表現させたら右に出るものなし。無国風といわれる音には妄想をかきたてられる歌詞がありました。
この3人の仕事はまた期待してしまいます。

(担当あたらし)