まんだらけまんだらけコンプレック 3F 古谷実『ヒメアノ～ル』1巻発売記念!!古谷実のスタイルの変遷を追うコーナー設置中

コンプレックスの3Fの顔をとも言うべき”スタッフPUSHコーナー”の中央に古谷実作品ずらりと並べています。
ただまだ肝心の『ヒメアノ～ル』が入ってこない!!お願いします。コンプレックスに下さい。

「稲中」からギャグスタイルにはじまり、2作目「僕といっしょ」そして今のシリアス路線が時折垣間見える混沌期の3作目「グリーンヒル」。
そしてシリアス路線”人間悪”の爆発した古谷実のターニングポイントとなる問題作「ヒミズ」。
4作目「シガテラ」は古谷版青春狂想曲、学生時代のあおい幸せさが最高に盛り上がる・・・次には同等もしくはそれ以上の暗い淵が待っている。
南雲さんは古谷ヒロインの中では別格のかわいさ、最高です。ただあのやる気のないラストはないよなぁ～。それも含めて古谷らしい作品。個人的にもNo1です。
5作目「わにとがげぎす」は幸せと不幸の波の振り子が交互に押し寄せる古谷式のスタイルも完全に固まりその極地。
警備員のダメ男が美人にもてるという奇跡の展開にもう僕たちの希望はこの「わにとがげぎす」にしかないと連載当時がぶり読みしてました。
そして・・・「ヒメアノ～ル」・・・といった一作一作に対してこれの何倍も無駄に長いコメントをドベ～ッと書いております。まぁ～読んでやってください。

ほんとにオマージュを捧げるなら「特になし」と一言書くのがベストですが語らずにはいられない。
ヤンマガのあの異常に毎回そっけない古谷コメントは僕の1週間に1度の癒しの場です。「ヒメアノ～ル」が安定供給できるようになるまではコーナー続けます。では。

(担当竹下)