まんだらけ中野店 4F 大予言なぜ代替医療（オルタネイティブメディスン）か？

『代替医療ガイドブック』バリー・R・キャシレス原著浅田仁子、長谷川淳史訳 2005年春秋社 \1575 （定価3200円+税）

「まんだらけ大予言」で代替医療関係書籍を扱ふことについて「精神世界専門店なのにどうして医療？」といふ疑問が内外にあるやうです。
つまり代替医療と所謂精神世界とはなんら関係のないもの、と思はれてるフシがある、といふことです。
しかし、「代替医療（オルタネイティヴメディスン）」といふ聞きなれないヂャンルは精神世界分野に含まれるのです。
ぢゃァ精神世界とはどういふものなのかといふことが根本的な疑問となって来ますが、その名の通り「物質より精神に重きを置く」、或ひは「物質と精神を分けない」思考大系を精神世界と呼んで良いでせう。
また物質世界の法則である自然科学的裏付けがない、といふことも精神世界の特徴と云へます。
代替医療と呼ばれる医療体系のほとんどが心と体を一つの存在として把握しますし、東洋医学に欠かせない要素である「経絡」は科学的にはその存在がハッキリしません。
東洋医学だけではありません、カイロプラクティックも、ホメオパシーも科学的裏付けとしては不十分です。
だから代替医療を精神世界に含めても必ずしも牽強付会の説とは云へないのであります（ただしEBM至上主義の代替医療従事者が「精神世界なんて呼ばないでくれ！」といふかも知れません）。
今回紹介する『代替医療ガイドブック』は代替医療として「鍼、アーユルヴェーダ、中国伝統医学、ホメオパシー、マクロビオティック、気功、指圧、カイロプラクティック、リフレクソロジー、アロマテラピー」などを挙げる他に「瞑想、催眠術、クリスタルヒーリング、信仰療法、祈りとスピリチュアリティ、シャーマニズム」なんてのも含めてをります。
まさに精神世界そのものです。
といふ訳で「まんだらけ大予言」では代替医療関係書籍をも多数取り扱ってをるのでございます。
何卒ご諒解のほど宜しくお願ひいたします。

(担当山口ケン)