まんだらけ渋谷店【渋谷・改 7月31日出します!】記憶×大予言さぁ、SF・ミステリ・幻想文学を読もう～イベント商品一部ご紹介

以下の商品は売り切れました。ありがとうございます。

ねずみの国のシャーロック・ホームズ
A.O.バルナブース全集

31日出すもののご紹介。
本日は個人的な好み強い本たちをピックアップしてご紹介。

信ぜざる者コブナント全巻セット
ステファン・ドナルドソン
評論社
￥18900(税込)

本国アメリカでは人気高く増版かかっていたにもかかわらず、日本では1980年前半に評論社から出たのみ。
ジャンルに分けるとファンタジーですけど、ハリー・ポッターや指輪物語などの王道ファンタジーとは一線を画します！

～あらすじ～
ハンセン病患者の主人公コブナントは突然別の世界へ飛んでしまう。
そこでは病気で全く動かなかった体が動き、コブナントの病気で生じた身体的特徴(指が欠損etc)などで、英雄の再来とされてしまう。
そしてそこでコブナントは、その世界を支配する魔王を退治に行くことになってしまう。

ここまで書くとどこをどう見ても(ハンセン病患者という設定はあれだが)王道っぽいけれど、とにかくこの作品ダークなのだ。
暗い話というより、現実感あふれるお話。

体が動き、英雄としての自分（夢か幻だろう)＜体が動かず、ハンセン病の自分(現実)

といったように優れた自分を否定し、これは夢だと言い聞かせる。
そしてコブナントの卓越した負の感情を引き起こす頭脳。
このリアルな描写はその他のキャラクターの性格でも発揮され、虚構の中でリアルが際立っています。
自分の紹介では魅力が伝わりにくいかもしれませんが、個人的には指輪物語よりも大好きなお話。
大人が楽しめる娯楽でもあります。
店頭ではまず見かけないレベルです。お探しの方は是非！！！

ねずみの国のシャーロック・ホームズセット
あかね書房
￥10500(税込)

シャーロキアンには有名過ぎて説明不要な、ホームズパスティーシュ作品。
有名な作品で当時映画化もされたにもかかわらず、なぜか日本ではあかね書房から出たのみ。もちろん絶版。
子ども向けの装丁ですけど、正直いって大人が読んでも楽しめます。
無論シャーロキアンなら一読、いえ必読の書。
簡単にご紹介すれば、このシリーズの主人公ねずみのベイジルは、ホームズの家の床下に住むねずみ。
ホームズとワトソンが話す事件で探偵としてのノウハウを学んだベイジルが、遭遇する事件の数々。
そこでベイジルはホームズ顔負けの推理を見せてくれます。
しかもあのワトソンへの「初歩的なことさ」という-そうあの魔術的な洞察力を見せてくれる聞くものを魅了する-かの台詞そっくりに助手のドースン博士に言ってくれるのです。
しかも狙って(だと思いますけど）か、他のサブキャラの名前が、、、、、、、、、、、、。
この本ホームズファンサイトで語られるけど、探しても見つからず、ようやくみつけてもセットではなく、、といったようなケース(実体験含む)多いことでしょう。
まず店頭では置いてない(見かけない)レベル！！！！！！
しかも函付でお届け！函に少刷れがありますが、バラでも見かけないのに、函付完品の状態での入荷！

そして、ヴァレリー・ラルボーの作品入荷しています。

A.O.バルナブース全集
河出書房新社/1973年
￥7350(税込)

20世紀のフランス文学を語る上でラルボーの名は外せないことかと思いますが、そのラルボーの作品群でも屈指の名作が本書「バルナブース全書」！
代表作なのに、なぜか長らく絶版(現在も、、)。。。今回こればっかだ。
日本、海外に関わらずその時代を代表する傑作たちが埋もれていってしまうのは悲しいですね。
画像だと上部がぶつけたように傷んで見えますが、こちらは元々のビニカバのサイズが若干小さいため、本体のカバーの角がビニカバサイズまで折れてしまったため。
この状態が、元々の状態となります。

その他にもラルボーの著作群入荷しています！

31日にイベント行いますけど、正直海外文学に関しては店頭の品揃えかなり凄いことになります。
てか、改装で広くなったからといって、果たして出せるやら、、、、とか思わずどんどん出していきますよ！
ちなみに量が半端ないので、一部ずつしか紹介できません。
興味ある方は是非ご来店ください。

イベントのお問い合わせは渋谷店の三次(みつぎ)までお願いします

(担当三次)