【まんだらけトピックス】本・まんが・コミック・TOY・同人誌の専門店

今回ご紹介するのはバンダイ出版（！）から出ていた「COMPO BOOK1 機動戦士ガンダム」です。
「COMPO BOOK」とはなんぞや？ということですが、ガンダムの世界、モビルスーツ発展史といった内容のムック本と、オリジナルカードゲームが一緒になったもの…のようです。

まず描き下ろしと思われる表紙のガンダムの角が立体的に変！
腰辺りもよく見てみると気持ち悪くなってくるので長期的な視聴は自己責任です！

コクピィットは二回使ってるので誤植ではないらしい？あと座席の移動パターンという謎の設定も。

ムックの内容としては1981年に出ていたものなのでバンダイが出している割には牧歌的というか雑というか独自的というか…
コクピットがコクピィットになっていたりブラウ・ブロがオールランド攻撃をすると表現されていたりと、今の時代から見ると間違い探し的面白さがあったりします。

ギャン＝ジオン軍最強説を勝手に唱え出す解説。根拠がマ大佐のしょぼさなのも凄い、声に出して読みたいジオン語名文章です

他にも、ギャンのレーザー剣（ビームサーベルのこと…？）は「ギャンの剣技タイプはフェンシングなので、貫通力が要求されるため、レーザーとなった」と書かれていたりと意外に興味深いような…なんとなくフィーリングで書いてないかこれ？的な感じもあるような。

左上からニューフェイスパイロット、ベテランパイロット、左下コム、シムス・バハロフ

また、同梱のオリジナルカードゲームはサイコロを用いたシュミレーションゲームとなっています。
当時ではまだ珍しかったカードゲームで、カードでモビルスーツ、キャラクター、武装などを表現しているわけなのですが、その内容もムックと同じくらい独創的です。
ガンダムのストーリーを彩るキャラクター達がカードになっているわけなのですが、主要キャラなどはともかくとして脇を固める陣営がブラウ・ブロにシャリア・ブルと同乗していたシムス・バハロフ、大気圏時に戦死したシャアの部下コム（CV玄田哲章）など誰だっけ状態なキャラがラインナップされております。
ちなみになぜかジオン軍は歴戦のランバ・ラル他数々のエース達は完全スルーしてのシムス・バハロフというラインナップなので狂気以外の何物でもないでしょう。登場MSはゲルググ、ギャンなどの後半よりなのでモブキャラクターでジオンの疲労を表現したかったのでしょうか？でもコムは序盤のキャラだしどうにも謎。
ちなみに連邦側も、1/144GMのプラモパッケージにて堂々たる姿とビグザムにぶち殺される姿が一部に人気のシン少尉他、ニューフェイスパイロット、ベテランパイロットで水増しという悲惨な状況です。
そんなコンバットゲームですが、おそらくコムやらシン少尉やらのモブキャラでゲームを楽しめる唯一のゲーム（多分）といえばなかなか熱いゲームといえましょう。

状態としてはカードに輪ゴムの劣化跡がついており、経年のイタミがあります。ジャンク品に近い状態ですので、状態の確認をお勧めします。
とはいえ、年代を考えればかなり綺麗な状態となっており、これだけ綺麗なものは今後出てこないかもしれません。

こちらの商品は8月11日にまんだらけ本店IIのショーケースにて販売いたします。
イベント商品という事で電話による通販はお受けできませんのでご了承ください

(担当黒田)