まんだらけ宇都宮店コミックとの対バンなんだわ

2000年に惜しまれつつも解散したバンド“ブランキー・ジェット・シティ”と多田由美の実にクールで耽美的でイカした（そういえばブランキーってイカ天出身だったけ）コラボ本。
収録されている短編4作品のストーリーはBJCの曲と特別関わってはいないようですが、あくまで「世界観」ということなのでしょう。
BJCはグラビアで参加。時は1992年、冒頭ベルリンの街中を往く3人・・・わ、若い!!
特にベンジー！クルクルパーマだし顔もなんかあどけない。

その風貌がベルリンの町並みに異様にマッチしていてさながら地元の不良少年のようです。それに照井サン。
黒髪サラサラのロン毛です。それプラス“いかにもロッカー”っていうファッションが10年ほど前に雨後の筍のように現れた中国ロッカーのようでもあります。（あの頃の優秀なミュージシャン達は一体どこへ？）
そして中盤のライブ写真を経て巻末はBJC in 香港。
注目すべきはタイガーバームガーデンのお茶目なドラゴンではなく、照井・中村両氏の見事なタトゥーでもなく、九龍城砦をバックにしたショット。
BJCのワルっぽい雰囲気にこれほど合う場所は他には見当たりません。しかもどちらも今となっては伝説・・・。

『灰になるまで』ブランキー・ジェット・シティ VS 多田由美
￥4，410（税込）

（担当清水）