まんだらけ宇都宮店ポルシェと女以外の話もしろ!!

現在週刊ヤングマガジンにて連載中の『喧嘩商売』、皆さん読んでますかーッ!!
タイトルが示すとおり、格闘技ブームの昨今、それをベースにストリートファイトを展開していく高校生が主人公・・・つってもちょっと前に深夜でドラマ化された某作品とは加藤あいと阿藤快くらい違う（くりぃむ上田風）趣の内容です。
なんといっても真剣に格闘技してたかと思えば次の回にはくだらねぇ～ギャグ一辺倒になったり、はたまた少年誌にあるまじき下ネタ（平気で「中出し」とか）路線になったりと、予測不能なトリッキーぶりが痛快ですね。
特に無意味に折り込まれる他作品名や芸能人ネタなどは個人的にも痒いところに手が届く思いがしてなんとも気持ちＥ。
今で言うと“ロマンポルシェ。”の掟ポルシェ氏も同様のシンパシィを感じさせてくれるひとりです。

さてさて、件の『喧嘩商売』の著者・木多康昭氏の代表作といえばこれ。

『幕張』（木多康昭　著/集英社）

ちなみに私事で恐縮ですが、舞台となっている「幕張」は私の実家の隣駅。
前述の『喧嘩商売』の舞台は宇都宮（今のところそれらしいシーンは殆どありませんが）。
とかく私の生活拠点とリンクするのもなんだか変な親近感をもたらせてくれます。
物語は幕張南高校（通称・幕南）の野球部が舞台。野球部である理由については冒頭でいきなり「スラムダンク」「キャプテン翼」と被らないためと説明。
しかし早々に野球はどうでもよくなり、あとは作者の自由っぷりにまかせて物語りは展開していきます。
最後は何がなんだか・・・。まぁまぁギャグマンガなんてそんなもの。
とにかく下ネタ、芸能ネタ、パロディなどがふんだんに盛り込まれているので響かない人には全くサパーリだと思いますが、ハマればそれはもう爆笑の嵐。

この度、そんな『幕張』が全巻まとめて入荷しました。
これ結構今じゃ揃いづらいですよ、奥さん！
全体的にやや色ヤケしたりはしてますが、まとめて読むには絶好のチャンス！

どーですか、お客さんッ!!昨今忘れ去られたギャグマンガの持つおバカなパワーが木多作品には詰まっています。
さあ、涙を流しながら力いっぱい「くだらねぇ～!!」と最大級の賛辞を送ろうではありませんか!!
これで明日も元気に過ごせそうだ。

（担当清水）