まんだらけ名古屋店 6F 「美人(?）薄命」Newシルビア3人娘！

「コスモAP」が市場を席巻し、「セリカLB」が5マイルバンパーで巻き返しを図ろうとしていた1975年。
日産から鳴り物入りで発表されたのが「Newシルビア」でした。
しかし旧態依然としたサニーのシャーシに70年代日産特有の閉鎖感を伴う腰高なデザイン、そして一大セールスポイントになるはずだった「ロータリーエンジン」の代打として急遽積まれた非力なL18エンジン・・・と何一つライバルに勝るものがなく不遇な4年間を過ごしたのは皆様ご存知の通り。
しかし、発売前の大宣伝攻勢の賜物か、まあ関連トイの多い事！
7代37年に渡ったシルビアの歴史の中で最もアイテム数が多いのは他ならぬこの「Newシルビア」なのです。
さて、今回ご紹介する3アイテムの中で一番のオススメはやはり「バンダイ1/20」！
ダイキャストを使用した足回りや可動とプロポーションを両立させたボディ表現など、相変わらずホレボレするほどのクオリティでさすがは「旧今井」直系の「バンダイ模型」！
現在の視点で見ても作り甲斐のある好キットです！
国産旧車の中でも存在感が薄く、なかなかイベントでもお目にかかれない「Newシルビア」なだけにせめてプラモデルでその薄幸な艶姿を思い出してやってください。

（担当佐光）