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まず、前衛科学評論家・斎藤守弘先生による『恐怖!幽霊スリラー』。 この本の第三章に書かれている「ヘビの呪いが鉄板に浮かぶ」では、事故続きの工場でヘビの絵がレリーフのように浮かび上がっていたのが見つかったという事件が書かれています。 なんでも、以前この工場で勤めていた人がヘビにガソリンをぶっかけて殺したあと、突然気が狂って会社をやめたそうです。 これはヘビの呪いに違いないとテレビでも取り上げられたと書かれています。 こんな記事を笑ってよんでいる現在の怪奇系児童書フリークの方、霊魂こそ「反エントロピー力」表れであるという事を信じずにはいられなくなる話を一つしましょうか・・・・ 僕は今でこそこんな仕事についていますが、子供の頃はとても活発な性格でヘビを振りまして地面に叩きつけて遊ぶほどでした。 だんだんそれにも飽きてきてコスモスの自販機で買った「ジャンボバルーン」のバッタもんにヘビを突っ込んで飛ばす事を思いつき、早速実行に移しました。 飛ばそうとした瞬間!結び目がほどけて、ヘビが飛び出してきたのです。 そのヘビは僕の腕に絡みつき手が紫色になるくらい締め付けてきました。 ギリギリと締め上げた上にガブーッと手の甲あたりに噛みついてきて万事休す、しかし僕は腕を地面に叩きつけ見事勝利を収めたのです。 恐ろしい事はそれから起りました。 当時、僕が一番好きだった「悪魔城脱出ゲーム」の裏の厚紙に、和彫りのような雰囲気の凶暴なヘビの顔が炙り出しのように浮んできたのです。 それも日に日に濃くなってきます。あんまりにも怖かったのですが「悪魔城脱出ゲーム」は捨てたくなくて、裏の厚紙だけをはがしてドブに捨てました。 腕にはヘビに巻き付かれた跡、手の甲にはヘビの歯形が取れず女の子に気持ち悪がられ、遠足では手もつないでもらえませんでした。 それから、さらに不思議な事が起こり始め、家のお風呂場の一カ所が一定の間隔で光り始めた事件などを話すと長くなるのでやめます。 とにかくその手をつないでもらえなかった事からズンズン屈折して、デラべっぴんのオナマイド作り(買ってきて作るだけ)に明け暮れる10代を過ごし、デラ廃刊後はヒマになり最終的にまんだらけに入社したのです。まだ呪いは続いています。 \3,675(税込) 名著「おとなへの出発」\3,150(税込)も入荷中。
(担当 國澤)
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