まんだらけ名古屋店 6F　確かにクラッチは踏んでなかった気が・・・・「ポピニカ・マシンハヤブサ」

「マッハGO!GO!GO!」以来実に10年振りに作られたレースアニメ「マシンハヤブサ」。
近年のムックでは「スーパーカーブーム便乗作品」のように扱われていますが、実際は「ハヤブサ」終了の方が1年以上早く、むしろ当時隆盛を極めていた「富士グラチャン」の影響が顕著に見受けられます。
「ムツ」「カミカゼ」のデザインには当時のシェブロンやGRD等のデザインラインが随所に見て取れるほど。
しかし、作品自体は「荒唐無稽」そのもので、何しろワールドチャンピオン候補の筈の主人公が13話辺りで「ヒール&トウ」をまるで魔球か何かのように猛特訓のすえ会得しちゃう！
しかも律儀に「ヒール&トウ！」と毎回叫びながら繰り出してくれるからもう、最高です！
深夜に仲間数人と集まって、ビール飲みながら観れば大盛り上がり大会になる事享け合い！
さて、肝心に「ポピニカ・ハヤブサ」。
全体の作りは「スペードマシン」などのジャッカー物に近く、ノーズ射出+ミサイル発射の定番ギミックも健在。
さらにマグネットによるタイヤ脱着ギミックがありこれはちょっとしたアイディア賞モノです。
ただ、肝心の「キャバリーエンジン」が、V1からV5まで全て換装可能なものの、微妙にアニメ設定と違っていたり、シルエットがほとんど変わらなかったりと正直企画倒れの感、ありです。
しかし、「ポピニカ」の「ニカ」は「ミニカー」の「ニカ」！
ある意味「ポピニカの王道」とも言えるこの「ハヤブサ」、来期のトヨタ&ホンダの表彰台を夢見つつ、手にとるのも乙な物ではないでしょうか。
そしての今日からシフトチエンジの時にこう叫ぼう！
「ヒール&トウ」！

（担当佐光）