しかして、どちらも劇場アニメとして製作、公開されます。 やはり、「作品」としてアニメをきっちりと作るには、劇場版製作のスパンでないと無理なのでしょうか。 ガンダムもエヴァも、TVシリーズは、一週間のうちに一話作り上げなければいけないという、そのスピード感が作品に勢いを与えていたようにも思うのですが。 まあ、この位の議論は多くの方がそれぞれの場で発言している事なので、あまり言を尽くしても意味はありませんかね。 この空気の中、この同人誌「M.S.GUNDAM FAN CLUB CHAR'S COUNTERATTACK」が入って来たのは、私にとっては運命を感じずにはいられない出来事でした。 Vガンダムに触発されてエヴァを作った庵野秀明が、その放映中に逆襲のシャアの同人誌を作る。 しかも、富野由悠季本人にインタヴューを行なっている。 その事実だけでも、我らガンダムで産声をあげてエヴァに育てられたアニメオタクとしては、言ってしまえば信仰とでも言うべき、畏敬の念を感じえずにはいられません。 この感覚、20代後半から30代前半のアニメオタクなら理解して頂ける筈です。 そしてその上で、裏表紙をご覧ください。 ガンダムと共に産まれ、マクロス、トップとナディアで初等教育を受け、セーラームーンで目覚め、エヴァで大人にさせられ、それでもなおウテナとナデシコは棄てられなかった、この年代のアニメオタクなら、この固有名詞の羅列は、神の真言に等しい筈。 価値がどうとか、希少性がどうとか、そういった次元の話ではなくて。 この時代にそう生きたひとりのアニメオタクとして。この同人誌は、聖典以外の何物でもありません。 生きてこの「M.S.GUNDAM FAN CLUB CHAR'S COUNTERATTACK」を読む事の出来る喜び、出来得る限り享受したいと願うのです。 富野由悠季が、その力で以って「逆襲のシャア」を新訳してしまう、その時までに。
(担当 ナカガワ)
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