まんだらけ渋谷店バカルン超特急～！！

題名を見て懐かしいと思った人はＴＶゲームの最盛期にどっぷりだったはず。
自分もそうでした。当時は毎週ファミ通を心待ちにしていましたよ。今でこそコミックスタッフですが・・・
と言う訳で、今回は竹熊健太郎と羽生生純のコラボ作品「ファミ通のアレ(仮題)」をお出しします。
しかしファミ通にはホントに良い漫画家さんが書いていますね。
この竹熊氏、羽生氏にしろ、桜玉吉氏、鈴木みそ氏など、元ネタを知らなくても圧倒的パワーで笑いに持っていかれます。
ちなみに今回のトピックスの題名のバカルン超特急ですが、こちらは漫画に出てくる技で、あの有名ゲーム、バーチャファイターのカゲの技（葉呀龍）のモチーフになっていたりします。それだけ影響があったりしたんです。

その他にもファミ通のアレ(仮題)には良い所（？）が沢山あります。
まず色使い。全編フルカラーなんですが、原色だらけでかなり毒々しいです。
おかげで今でも頭にはっきりと残っていて、ちょっとやそっとじゃ忘れられません。
そして吹きだし。ジョジョも真っ青な抜群の効果音センス。そんな音は出ないというか考えつかないもののオンパレードです。
最期に救いのないオチ。最高です。

でも考えてみれば、これらの手法、竹熊氏がちゃんと「サルでも描けるまんが教室」で解説していたではないですか！
「サルまん」も非常に良かったですが、まさか今になって「サルまん2.0」が連載されるとは思いもしませんでした。こちらも楽しみです。
と言う訳で、笑えるどころか当時のゲーム事情も分かる「ファミ通のアレ(仮題)」。
「サルまん」読んで、こちらを読んでいない人には特にお薦めですよ。

こちらの商品はニューウェーブコーナーにお出ししますので。

(担当松下)