後に姿を様々に変え、刊行されましたが、このシリーズは別格。
今まで日本で刊行されたものは海外のSF作品が主流でしたが、このシリーズは日本人作家のみで構成されており、その当時としては意欲的な姿勢にただただ感服いたします。
また装丁と、挿絵が別々の作家が描いており、そのそれぞれが人気の高い方で構成されている本シリーズは、日本のSF史を語る上では外せない一品でしょう。
新世界遊撃隊
矢野徹
ジュニアSF
¥10500
本書は装丁を依光隆、口絵・挿絵を柳柊二が務めています。
海野十三のシリーズといってもいいでしょう。
日本SFの父、海野十三の代表的なSF作品を軸に構成された本シリーズは、海野十三をはじめ、ドイル、ガーンズバック、アシモフなどの世界のSFの作家の代表作を集めた夢と冒険にみちたシリーズです。
海野十三の作品は科学小説としても見てとれ、SFの略として一般的な『サイエンスフィクション』という言葉の意味を考えさせてくれる作品ばかり。
ちなみに今回入荷のボット博士、タイトルに馴染みない方いるかもしれませんが、こちらは超人間X号として有名。
超人間X号とはこのシリーズの肝となる呼称。
ロボット博士
海野十三
SFシリーズ
¥6300
装丁を岩井泰三、挿絵を山内秀一が担当。
個人的に岩井泰三の絵はホームズの印象が深いです。
そして図書館の蔵書。
このシリーズは姿を変え同出版社から何度も出されていますが、オリジナル求めるなら、このシリーズ。
正直SF名作コレクション刊行されて少しは入ってくるかなと思っていたのですが、全くの梨の礫。
少年文庫のカバー版と、SFロマン文庫も買取していますので、お売りの際は是非!!
そしてSF名作コレクションも強化買取中!!
迷宮世界
福島正実
エスエフ少年文庫
¥5250
本書は絵を武笠信英、ブックデザインを鈴木康行が務めています。
状態ですが、函の口に若干ですが、イタミあります。
猛烈教師
眉村卓
SF傑作短編集
¥4200
絵は依光隆が担当。
なかなかそろって見かけること少ないシリーズ。
うちでも何回か入荷していますが、どれも売り切れ、今まで店頭から同シリーズの在庫切らしていました。
小口少しヤケています。
眉村の文章にはやはり依光の絵が似合います。
暁はただ銀色
光瀬龍
¥5250
サンヤングの代表作を後年出しなおしたのがこのシリーズ。
装丁を原田維夫、口絵・挿絵を武部本一郎が担当。
はっきり言って昔この武部の描く理香にかなりやられてしまいました。
ジュヴナイルSFに出てくる淡い恋にも似た感覚は、どこかじーんとさせてくれるものがありますよね。
正直この表紙で思い出して自分はもう涙いっぱい。
僕ならラストの問いには「いいえ」ですね。
お値段は全て税込価格です。
では!
(担当 三次)
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