まんだらけ渋谷店記憶の片隅から - まんだらけトピックス

よく「君、何フェチ？」「私って○○フェチなんですよね～」などという会話をよく耳にしますが、よくよく考えると“フェティシズム＝性的嗜好”であり、これはとんだピンクトークであり、猥談、下ネタ以外の何物でもないわけです。

それに対して「おっぱい」だとか「尻」、あるいは「くるぶし」など身体の一部を答えるのがギリギリ猥談臭を中和させる当たり障りの無い模範的回答と思いますが、どうも面白みに欠けるのも事実です。

以前、女の子がひたすら部屋の中で無数の風船と戯れる（しかも着衣）様子のみを収めた「風船フェチ向け」（とそれに類する他タイトル）のビデオというものが発売されているという話を聞いた時は軽くカルチャーショックを受けたものですが、どうせならこういう方の話を伺ってみたい。

ふとそんな話を思い浮かべた一冊をご紹介。

『ボール[球体的快楽]』（INAXギャラリー）

その名が示すとおり、まるごとボール、球、タマの本。
ボールの起源や香山リカセンセによるボールに関する精神学、呉智英センセによる魔球マンガなど様々な視点で考察された文章と、世の中に存在する実に多くの種類のボール、球体（中には丸くないものまで）の写真で埋め尽くされていいます。
もし「その筋」の方が見たらエレクト必至。そうでない方でももちろん楽しく読めます。

どーですか、お客さんッ!!

記憶コーナーにいらっしゃい！

(担当清水)