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「ハワイ・マレー沖海戦」スタジオメール
東宝が軍部の要請で1942年に製作した“開戦一周年記念映画”。もちろん時局を反映した“戦意高揚映画”ではありますが、一人の少年が海軍兵学校での訓練を経てパイロットとして真珠湾攻撃に参加するまでをドキュメント・タッチで淡々と描いているので、戦意高揚映画特有のキナ臭さは余り感じません。むしろ当時の貴重な記録として見る事の出来る映画です。
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私が感心したシーンは、主人公の母親が軍人になった息子を思い「あの子はもう、うちの子では無いのだから・・・」と寂しそうに家族に呟く所で、この時代にこんなシーンを入れる事が出来たのかと驚きました。最近の戦争映画で母親が人前で「死なないで!」と涙を流して叫ぶシーンを見ましたが、当時は心で思っても口には出さなかったはずで(こんな事したら非国民扱いか逮捕されてしまう筈)本作の抑えた演技の方がリアルでしょうし、当時の親達の心情が伝わってきます。
この映画は円谷特撮があまりにも有名で、後の特撮映画全盛のプロローグでもあります。
尚このスタジオメールは昭和42年の再映用のものです。
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「太平洋の鷲」スチール5枚
東宝戦後初の本格的戦争映画。海軍の興亡を山本五十六を主人公に据えた大作映画です。ドキュメンタリータッチで歴史をパノラマ的に見せる作風は本作より始まりました。
監督・本多猪四郎、特撮・円谷英二による初の組み合わせで、このコンビは翌年にあの「ゴジラ」を世に出すのです。
※スチールは当時の物ではなく複写の小型サイズになります。
「加藤隼戦闘隊」スチール2枚
戦時中、陸軍全面協力で製作された本作は、実物の戦闘機による空戦シーンが撮影され、隼をはじめ鹵獲した敵戦闘機も多数使用したリアルな映像が最大の見所です。
※スチールは当時の物ではなく複写の小型サイズになります。
(担当 足立)
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