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角川文庫魔獣戦士ルナ・ヴァルガー全12巻+RPGリプレイ全3巻セットが入荷いたしました。

ライトノベルの黎明期を支えていたのは角川書店でしたが、その初期はまだスニーカー文庫も存在せず、通常の角川文庫として後にライトノベルと呼ばれる作品が発売されていました。
『ロードス島戦記』をはじめ、『魔群惑星』『異次元騎士カズマ』『ティラノ』『プロジェクトA子』『聖エルザクルセイダーズ』などといった作品たちは、皆角川文庫から当初発売されています。
この「魔獣戦士ルナ・ヴァルガー」も、1巻発売時は昭和63年。まだスニーカー文庫の創刊前で、帯を見ると5巻からスニーカー文庫に収録されるようになったのが分かります。

まだライトノベルなどという言葉の無かったこの頃、先駆者のロードス島やアルスラーン戦記とともに『ネオ・ファンタジー』と呼ばれ、この作品も黎明期のスニーカー文庫を牽引する作品でした。

完結から20年近く経った今でも、ルナ・ヴァルガーはワンアンドオンリーの作品であり、美少女と魔獣（というよりゴジラのような怪獣）が合体・魔法体系などが確立している世界観（魔道士一人に付き一つしか魔法が使えないなどどのアイディアは、後の禁書目録の超能力にも通じています）などは、今でも新鮮だと思います。

しかし「ルナ・ヴァルガー」を語る上で欠かせないのは、やはり”セクシー”などという言葉では言い表せないくらいの過激な性描写でしょうか。担当はこの作品で初めて『娼婦』という言葉を知りました…。

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(担当有冨)