江戸時代が舞台の医療マンガで、欲望に忠実な医療行為を行う闇医者・幻蝶が主人公。
タイトル『臓腑魔人』は(はらわたまじん)と読みます。
掲載誌である一水社「漫画キック」は「コミックサンデー」が誌名変更したもの。
明大漫研の会誌「MORE」2号には何故か「コミックサンデー」の広告が載っているというくらいに、初期は明大漫研OBが中心の執筆陣で、実験的な作品も多い野心的な方向性を持った雑誌でした。
しかし、虫プロの「COM」が「COMコミックス」に向かったのと同様の、艶笑&人情&バイオレンスを掲げた大衆劇画路線へ方向転換を行います。
誌名変更自体は1974年から1975年に切り替わる際に行われており、それをまたいで看板連載となった作品が梶原一騎・南波健二による『ウルフの調書』と、本作滝沢解・ふくしま政美コンビ作『臓腑魔人』。
未読の方でも、字面だけでいかに大衆路線へと傾いたかがおわかりいただけるはずです。
『臓腑魔人』は前後2回完結の連作形式での連載で、サブタイトルは臓腑之捌(地の章)という事は第8回の前編なので第15回!!
これは、ふくしま先生連載作品でもかなり長期の部類です。
本作が今まで語られてこなかったのは、国会図書館と現代漫画図書館などの蔵書を元にリストや論考を残してきた研究者が多かったからではないでしょうか。
もしそうなら、これから漫画史研究している方は、道立攻めればまだまだ狙えるところがたくさんあるって事ですよ。
とにかく、一回あたりのページ数も多く今回用意した号は40P掲載!ふくしまファンはこの機会に!
- 11:30の時点でマニア館前にお集まりの方に順番をシャッフルしたものを配布させていただきます。 (配布終了後は整理券をお持ちの方の最後尾にお並びいただきます)
- 12:00開店 整理券の順番で入場。ここで一旦、整理券を回収いたします。
・今年もやります、バラ本大出し!
・大出し! 玉石混淆! 貸本漫画1000冊位!
・官能劇画誌90年代後半〜 約40冊
・ゼロ年代熟女もの官能劇画誌 70冊ほど
は入場した方から購入可能です。 - ショーケース商品に関しては、混乱を避ける為13:00よりの販売とさせて頂きます。
- お客様多数の場合は、再度整理券を配布し順番でお買い物をしていただく場合がございますので、当日のスタッフの誘導にご協力ください。
- 通信販売お申し込み、取り置きなどは当日15:00からの開始とさせて頂きますので、ご了承ください。
(担当 國澤)
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