熊田千佳慕は、1911年横浜生まれ。本名熊田五郎。
23歳のときに、資生堂のデザインで有名な山名文夫に師事してグラフィックデザインを学びました。後に山名の助手として、デザイナー・写真家集団「日本工房」に入社し対外宣伝誌「NIPPON」を創刊メンバーとしても参加しています。
昭和24年には、勤めていたカネボウをやめて、絵本や挿絵画家として98歳で亡くなるまで活動した千佳慕ですが、元々の趣味や向き不向きもあるとはいえ、植物や昆虫画に転向したことは、大きな戦争の影響なくしては語ることはできないように思います。
「みつばちマーヤ」、「ファーブル昆虫記」など、植物、動物を中心とした細密画で知られる熊田千佳慕(くまだちかぼ)の絵本が入荷しました。
フランスの劇作家、シャルル=ヴィルドラックの原作を有吉佐和子がリライトし、絵を熊田が担当しています。
老ライオンの王様のめがねがどこかへいってしまって、家来などみなで一緒に探します。
はてさて結末はいかに。
ふしぎの国のアリスと並んで、千佳慕絵本の代表作のひとつだと思います。
門ショーケースにそっと出しますのでご興味のある方はぜひ。
まんだらけ・記憶では、クマチカ関連の本、高価買取中。
お持ちの方はぜひお問い合わせください!
(担当 久保田)
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