成田亨『眞実 ある芸術家の希望と絶望』¥21,000 ※帯少スレ・イタミ
朝日ソノラマ 金城哲夫シナリオ名作集『宇宙からの贈りもの』¥5,250 ※ハガキ付き
朝日ソノラマ 長坂秀佳シナリオ傑作集『さらば斗いの日々、そして』¥5,250 ※ハガキ付き、カバー少イタミ
大和書房 佐々木守傑作シナリオ集『ウルトラマン怪獣墓場』¥2,100 ※帯少スレ・イタミ
朝日ソノラマ 金城哲夫シナリオ傑作集『ノンマルトの使者』¥2,100
ウルトラシリーズ初期のシナリオ集が入荷しました。85年ごろ、昭和と平成の空白期に発行されたものです。
『宇宙からの贈りもの』『ノンマルトの使者』ウルトラシリーズの企画者、脚本家として活躍した金城哲夫氏の著作です。
前者はウルトラQから帰マンまでのウルトラシリーズを、後者はウルトラシリーズのほかにマイティジャック・怪奇大作戦なども所収。
特撮の時代を築いたシナリオ作家の作品として、ウルトラシリーズの資料・グッズとして価値のある本ですが、解説等の寄稿がまた良い。
特に『宇宙からの贈りもの』に掲載されている円谷一宛の書簡は是非ご一読いただきたいものです。
続いて、佐々木守氏のウルトラシリーズシナリオ集『ウルトラマン怪獣墓場』(帯付)、上記の金城氏のそれと比べれば若干目にしやすい本ですが負けず劣らず人気あります。
佐々木氏の特撮シナリオ集といえば『故郷は地球』が知られていますが、あちらは定価も高くなかなか手にしづらい品でした。
それに比べてマン・セブン・怪奇大作戦に絞って集められたこちらは、ファンには嬉しい一冊かと思われます。
シナリオ以外の収録文章は、実相寺監督などによる座談会と、佐々木氏本人によるあとがき、佐々木氏の経歴を感じさせる檄文です。
と、シナリオ集を数点紹介いたしましたが、本トピックスのメインはこの一冊、成田亨『眞実 ある芸術家の希望と絶望』本の内容は二部構成で、前半は成田氏が存命の際に書き溜めていたという「カッタイのウルトラマン」、自伝と呼ぶにふさわしいものです。
後半はフィギュア雑誌『COOL TOYS』で2年間連載されていた創作論をまとめた「成田亨の造形芸術」、2007年の個展の副題ですね。
カラータイマー、青いセブンなど有名な逸話も紹介されています。他、略年譜・仕事歴所収。
最後はウルトラシリーズから少しはなれて長坂秀佳『さらば斗いの日々、そして』、アクマイザー3・怪傑ズバット・キカイダー・キカイダー01、石ノ森章太郎原作の特撮シナリオ集です。
メインライターを差し置いて最終回を書いてしまうという逸話にふさわしく、キカイダー以外は最終回載ってます。
出版当時は特捜最前線のライターとして一世を風靡していた長坂秀佳氏ですが、これ以降活動の場を大きく広げてゆきます。
氏の初期の仕事集として(個人的には會川昇の最初期のシナリオ編集本としても)今後さらに重要性を増してゆくシナリオ集かと思われます。
(担当 山谷)
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