【まんだらけトピックス】本・まんが・コミック・TOY・同人誌の専門店

ロマンシングサ・ガというタイトル、実際プレイしたことはなくても名前くらいは聞いたことある人多いでしょう。
スクエニから92年に発売されたゲームソフトで、正確にはゲームボーイの「魔界塔士Sa・Ga」の続編4作目。ゲームブックやTRPGをそのまま8bitにしたような多種多様な実験的システム、自由度の高さ、そしてバグの多さを携えてスーファミの黎明期を駆け抜けた名作。その後の移植されまくり具合からしても、革新的な人気作品であるのが窺えます。ちなみに今年2014年春、ロマサガ25周年を記念したコラボ企画「ロマンシング佐賀」を開催してたなんて知ってましたか？公式サイトに愛が溢れすぎてて笑いましたよ。

今回入荷したのはこのロマサガのコミカライズ計5冊。「ロマンシングサ・ガ（全2巻、作画：紺野さおり）」はコミックのみの完全描き下ろし、「ロマンシングサ・ガ2（全3巻、面堂かずき）」は雑誌連載作。ロマサガの漫画はこれだけです。出版元は徳間インターメディア。ここが発行していたファミマガ（ファミリーコンピューターMagagine）はファミ通より前に存在した日本初のゲーム雑誌で、裏技ことウルテクに躍起になった世代はさぞかし記憶に残っていることでしょう。
その漫画シリーズがありまして、ロマサガもこの一つ。同シリーズの作家としてはポケモンのお父さん杉森建の「ジェリーボーイ」、血界戦線アニメ化で再燃間近の内藤康弘「サムライスピリッツ」（のちに新装版発売）なんかが有名どころ。当時はゲームのコミカライズ全盛期とも言えるでしょうか、ほぼ時期を同じくしてスクエニの4コマ漫画劇場があらゆるタイトルで刊行されます。

では本題。ロマサガ2よりこのシーン。

……さて…勘のいい諸君はお気付きの通り、これかなり有名なコラ画像の元ネタなのです。「七英雄コラ」といえばピンと来るでしょうか。そもそも七英雄はゲーム内のボスキャラで、規格外の強さに未だに語り草になるほど。そんな彼らのシリアスシーンをまどマギやAV談義に改変したコラ画像が出回り、息の長いネタとして扱われています。大元となる現物のページはこんな感じなのですよ。
この現物、今ではほぼ入荷もなく買取に来ることは稀。今回たまたま全巻揃って入ってきたためイベントに合わせてご用意しました。とはいえ価格が高騰してるなんて訳ではないんですけれども。

いいかい、コラ元の作品を熟知しあまつさえ所持しているというのは、一つ上の紳士の基礎教養かついぶし銀のロマンなのだぜ。
こちらの商品は12月31日より、「門」ショーケースにてお出しします。事前のお取り置き等はできませんのでご了承ください。

「…よし」

「行くのか」（※1F門に）

「買うなよ」（※コミケで散財済）

「次はいつ入荷するのか知れないよ」

ご来店お待ちしております。

(担当白石)