日本で一番人形作家を送り出している教室ピグマリオンの主宰で人形作家、写真家の吉田良(当時は良一)の初作品集です。
87年8月発行。
吉田良個人の初作品集というだけでなく、日本で出版された球体関節人形の作品集としてもこれが初じゃないでしょうか?(四谷シモンは独特過ぎるので除いて)
89年にトレヴィルから天野可淡の作品集「KATAN DOLL」が出版されたのをきっかけに人形作品集が一気に増えました。
それらはトレヴィル解散以降長い間絶版でしたが、2001年にこの「星体遊戯」の復刊である「アストラルドール」が出てからぽつぽつと復刊、新刊が出るようになりました。
いつの時代も吉田良が先陣を切ってます。
内容はほぼ「アストラルドール」に収まっていますが、合田佐和子との対談、制作データ(素材、大きさ、制作年など)は再録されていません。
じゃあ大体「アストラルドール」でいいじゃないか、と思われるかもしれませんが、違います!
大きさ(大きいです。約22×26cm)、背景色の選択や写真の配置が古い時代の美術書の雰囲気なんです。
ジュサブローのような布人形や固定ポーズも多いまだ作風が固まりきっていないこの時期が、この古い、野暮ったいとも言える本自体の空気とすごく馴染んでいるです。
この味わいが分かる方は是非!
【状態】
カバー傷み。最後のページにシミ。
サイン入りですが、サインは当時の物ではなく2001年の改名以降の物。
店頭では開店時から、通販はお昼の12時半から販売します。
(担当 麻生)
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