まんだらけ中野店 4F 記憶さぁ、SFを読もう第四回

みなさんは鉄腕アトムを読んだことがありますか？
もしくは、手塚治虫や、石森などの近未来SF漫画を読んだことは？
そこには必ずといっていいほどロボットが出てきます。
「鉄腕アトム」は、アトム自体がロボットだから、ロボットの話ばかりです。
そこで目にする、もしくはその漫画の登場人物が言っているある原則（ルール）は知っていますか？

「ロボット工学三原則」

一つ：ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない
二つ：ロボットは人間にあたえられた命令に服従しなければならない
三つ：ロボットは、前掲第一条および第二条に反するおそれのないかぎり、自己をまもらなければならない

そう、つまりロボットにとって、一生人間の奴隷であることを意味するルール。

このルールによって漫画の中でロボットの悲劇が多数生まれているわけですが、このルールを作ったのが、SF界の巨匠、アイザック・アシモフである。

氏の生み出したロボット工学三原則。
その自ら作ったルールの裏をかいた小説を氏は残している。
それが、有名なSF小説の「鋼鉄都市」。
ではでは、長くなりましたが、あらすじ紹介です。

／鋼鉄都市あらすじ
ロボットは人類の敵か、味方か？
遠い未来、巨大な鋼鉄ドームに住む地球人は、宇宙移民の子孫である宇宙人によって支配されていた。
宇宙人のロボット学者殺人事件の解決をめぐって、地球人ベイリー刑事とロボット探偵ダニールの活躍が始まる。

喫茶店に入って珈琲を注文して洒落た音楽で気分を出し、SF小説を読みながらとどいた出来立ての珈琲を飲む。
そんな休日はいかがでしょうか？

さぁ、SFの世界へ

(担当三次)