『参禅入門』春秋社 \800(函イタミ) 『剣と禅』春秋社 \1575(函イタミ・帯付) 『書と禅』春秋社 \1575(函イタミ) 『心眼』柏樹社 \1050 『随処作主(ずいしょにしゅとなる)』黎明書房 \1050 以上すべて大森曹玄著 或る人曰く「以前、禅寺で坐禅なんぞちょっとだけかじったときがあってね。 そこでは坐禅の他に剣術と書道の指導があったんだ。 ぼかァそこでやってる剣術をやりたくて何度か指導を受けたんだけど、 或る日道場に行ったら「今日は書道になりました」なんて云はれてそのまま一日中書道をやらされたことがありました。 曰く「ま、剣も書も一緒なんだよ」と。 ムチャクチャですよね。 でも、確かにそこで指導してゐるのは普通の剣術や書道ではなくそれぞれ「剣禅」、「筆禅」であってすべて禅なんですね。 つまり剣も書も坐禅と同じ呼吸でやるやうに指導されるんです。 坐禅中でつかんだ「三昧(サマディ)」で剣も書もやる、といふこと。 更らには剣とか書だけでなく最終的には人生万般、喜怒哀楽行住坐臥すべてそれでやって行くといふのが究極の理想なのでせう。 ま、さうなるには一万年以上掛かるでせうけど、それでも今この瞬間からやって行く。シンドイ話です。 僕が筆禅の指導を受けたとき老師が仰言て云ふには「今、君が筆を下ろしたときからまた新しい天地が開闢するんだからね、それが何万年続くかわからんけどしっかりやって呉れよ」と云はれましたが、いまだによく分からん。 並行宇宙(パラレルワール)の分岐点について云ってたのかな? ま、何であれ剣禅、筆禅なら故大森曹玄老師が有名ですね。臨済宗天龍寺派の大物禅僧で、 あの毒舌の丸山照雄でさへ思はず男惚れしたと著書『日本人の心をダメにした名僧・悪僧・愚僧』で書いてるくらゐの傑物です。 そんな老師でも最期は……といふところマデ含めて、老師は全人生で以て禅といふものを教へて呉れてゐるやうな気がします。 とにかく読んでみてくださいな。
(担当 山口ケン)
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