日本にカイロプラクティックが紹介されたのは大正年間のことです。
本場アメリカに渡りカイロ医学を修得したものがすでに十数名ゐたといふのだから驚きであります。
しかし、カイロの普及啓蒙についてはあまり熱心になされた気配はなかったやうです。
本書の著者・大澤昌壽D.C.(ドクターオブカイロプラクティック)はそのなかでも比較的啓蒙活動をしてゐた方らしく、大正年間にすでに雑誌にカイロ紹介記事を寄稿したり、日本カイロプラクティック協会(現在は発展的解消)を設立して初代会長に就任したりしてゐます。
本書はカイロプラクティックの本といふより、著者自身がカイロプラクティックや臨床経験を経て到達した健康観や人体観、治療観、また簡単な自己療法などについて述べたものです。
治療家であればきっと得るところがあるハズです。
まんだらけ大予言で是非御覧ください。
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(担当 山口ケン)
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