まんだらけ渋谷店桜の季節になりました新海誠の「小説・秒速5センチメートル」と佐原ミズ「ほしのこえ」

話題にするのも覚悟がいるくらい個人的には思い入れのある作品の「秒速5センチメートル」終わり方に賛否両論はあるかと思いますが、自分と同じように胸の中にわだかまりを残している人も多いはず。
そんな人に処方箋としてオススメするのが、今回ご紹介する「小説・秒速5センチメートル」です。

原作者が初めて描く小説ということで、不安視された面もありましたが、自分の作品の補完という意味も含めて、納得の出来る内容となっています。
遠野貴樹、篠原明里がそれぞれ綴った手紙の内容や、作中では触れられなかった大人になってからの貴樹の葛藤などが丁寧に描かれています。
SEがらみの世界について詳しいのは、作者の遍歴に関係があるのかもしれません。
皆さんに読んでもらい、自分なりの答えを出してもらいたいと切に願います。

また、コミックでは近年評判の上がっている作家、佐原ミズの「ほしのこえ」も注目です。
氏の初期の作品ではありますが、その絵柄とストーリーのバランスがとても良く、新海誠本人からも絶賛されています。
原作ファンの方にもこの素晴らしさを感じて欲しいところです。

「小説・秒速5センチメートル」
新海誠
1050円

ほしのこえ
佐原ミズ
420円

小説はライトのベルコーナーに、コミックは講談社B6サイズのさ行に入れてあります。

本日はエイプリルフールですが、内容は嘘はありません。
興味をお持ちの方は、是非まんだらけ渋谷店へ。
皆さんのご来店をお待ちしています。

(担当イイダ)