まんだらけ 小倉店

L.S.C in 小倉 〜ライトノベル普及委員会〜【第28回】ライトノベルとイラストの関係(その1)

今回はさわりのつもりなので短めです。

いきなりライトノベルのある部分を否定するような疑問ですが、いわゆる『小説』にイラストは必要なのでしょうか。

(図1)

上記画像(図1)はライトノベルではないですが、コミック雑誌「週刊モーニング」に連載されていたため、掲載時は毎回花沢健吾先生のイラストがついていました。 なので単行本になった際には、イラストあり版とない版が別々に出ました。

連載当時の臨場感や、物語のインパクトを楽しむにはイラスト付きのほうがもちろんうってつけですが、逆にイラストなし版が存在するということは、イラストなしでも読むのには支障がないといえます。
一般的な小説では、表紙や一部の挿絵などを除いて、作中に頻繁にイラストが登場することは稀で、特に読者年齢の高いハードカバーで本中にイラストを見るのはあまりありません。

ひるがえってライトノベルですが、過去から現在に至るまで、イラストがあるのが当然、むしろ一般小説とライトノベルの差異と言って一番わかりやすいのは『(誤解を招くのを承知で乱暴な言い方をすれば)マンガみたいな絵のついた小説がライトノベル』ということになります。
言い方を変えれば、ライトノベルには必ずイラストが付いている、ということになります。ここでようやく冒頭の文章につながるわけですが、そんなにライトノベルにはイラストが必要不可欠なのでしょうか。

次回の話はこの続きの予定です。

(担当 有冨)

※この記事は2009/8/5に掲載したものです。
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